「ベルギー人選手が多かったから」アザールがチェルシー移籍を回想。同胞の存在が決め手も思わぬ事態に「みんないなくなっちゃった」

2023年10月に現役を引退したエデン・アザール氏が、チェルシーへ移籍を決めた理由を語った。2月19日付けの英紙『Daily Mail』が伝えている。

アザールは2007-08シーズンにフランスのリールでプロデビュー。瞬く間にレギュラーを勝ち取ると、2010-11シーズンから2年連続でリーグ・アンのMVPに選ばれ、12年夏にチェルシーへ加入した。

世界中から注目を集めた元ベルギー代表MFは、チェルシーだけでなく多くのビッグクラブから声をかけられていたようだ。次のように当時を振り返った。

「マンチェスター・シティの練習場を見に行ったり、マンチェスター・ユナイテッドの指揮官だった(サー・アレックス・)ファーガソンと話をしたり、いくつかの選択肢があった」

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そのなかで、チェルシーを選んだ理由として、同郷の選手たちの存在を挙げている。当時のチェルシーにはロメル・ルカクが在籍し、ケビン・デ・ブライネの加入も決まっていた。ティボー・クルトワやは他クラブにいたが、チェルシーがレンタル元だった。

「ベルギー人選手が多かったから行こうと決めたんだ。知っている選手がいるほうが、順応しやすいと思ってね」

しかし、そんなアザールに思わぬ事態が起きる。前年にアトレティコ・マドリーへレンタル移籍していたクルトワの期間が1年延長されると、ルカクはウェストブロムに、デ・ブライネはブレーメンにそれぞれ期限付き移籍が決まったのだ。

「みんないなくなっちゃって、気づいたら自分1人になってしまったんだ!」

移籍初年度から主力として圧巻のパフォーマンスを披露していたアザールだが、馴染みのある誰かがチームに残っていたら、さらなる活躍を見せていたかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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