東部総合公園の概要明らかに 宇都宮

 宇都宮市は2月19日の議員説明会で、LRT・ライトラインの平石停留場の北側に2年後にオープンを予定している東部総合公園について、施設全体の概要を明らかにしました。

 宇都宮市によりますと、東部総合公園は平石停留場の北側にある3万6千平方メートルあまりの敷地に約25億円かけて整備されます。公園にはスケートボードの競技やBMX・バイシクルモトクロスと呼ばれる自転車の競技ができるスポーツ施設、それに3人制バスケットボール3X3などの試合にも使用可能な屋根付きの多目的広場などが作られる予定です。

 園内には、これらの競技をより楽しむためのスポーツショップやカフェなどの飲食店も設置されます。全国大会やイベントの開催などで県内外から多くの来場者が期待され、主にライトラインでの来場を見込んでいますが、車でも来られるように200台分の無料の駐車場を作る予定です。今年12月に着工、2026年3月のオープンを目指します。

 園内に整備される3つのスポーツ関係の施設、1つ目は「スケートパーク」です。こちらの施設は、東京オリンピックスケートボード日本代表監督の西川隆さんが監修し、初心者から上級者までの幅広い利用者層に対応したコースを設置します。ゆとりある観覧スペースが確保され全国大会などの誘致や開催に対応しているほか屋根がついているため雨が降っていても利用が可能です。

 2つ目は「BMXパーク」です。こちらの施設は初級者から中級者を対象とするほか上級者のトレーニングの利用も想定しています。床は、難易度の高い技やジャンプ後の着地の衝撃を和らげるため公式大会にも採用されている表面材が使われます。

 3つ目は「屋根付きの多目的広場」です。こちらは3X3をはじめとした多種多様なスポーツや地域と連携した様々なイベントの利用に対応可能な施設になっています。200インチの大型モニターを常設するほかスポーツ大会を開催する時には周囲に客席を設置することも可能です。

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