長崎県内で「春一番」を観測 気温も上がり4月上旬から5月上旬並みの暖かさ

時折吹き付ける強風で揺れ動くランタン=19日午後4時半、長崎市の鉄橋そば

 長崎地方気象台は19日、長崎県を含む九州北部地方で「春一番」が吹いたと発表した。観測日は昨年と同じ。日本海にある低気圧が東に進み、南寄りの暖かい風が強まったという。
 各地の最大瞬間風速は、大村22.6メートル、長崎20.3メートル、佐世保18.7メートルなど。最高気温は島原22.2度、五島市福江21.2度、長崎19.5度、佐世保19度などで、4月上旬から5月上旬並みの暖かさだった。
 同気象台によると、県内は22日ごろにかけて雨が続く予報。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、降水量が多くなる可能性があるという。
 オリエンタルエアブリッジ(ORC)は19日、悪天候の影響で、長崎と対馬、福江をそれぞれ結ぶ計6便を欠航。予約客計約130人に影響が出た。

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