女性活躍「えるぼし」・子育て支援「くるみん」 十八親和銀、福徳不動産を認定 長崎

福徳不動産と十八親和銀行の関係者ら=長崎市万才町、長崎労働局

 長崎労働局は、女性が活躍しやすい「えるぼし」と子育てサポートに積極的な「くるみん」の認定企業に十八親和銀行(長崎市)を選んだ。福徳不動産(同)も「くるみん」に認定した。県内の認定企業は今回を含め、えるぼし13社、くるみん40社となった。
 えるぼしは女性活躍推進法に基づく制度。十八親和銀行は管理職に占める女性従業員の割合が15.9%で産業別平均値(14.1%)を超えるなど、五つの評価項目全ての基準に適合した。
 くるみんは次世代育成支援対策推進法に基づき、各事業所が定める計画期間内に目標を達成すると認定される仕組み。十八親和銀行は2019年4月から23年3月までの間、育休取得者への定期的な面談や復職前研修を行う「復職支援プログラム」や保育園との法人契約、認可外保育施設の利用料を一部補助する制度の導入などを実現した。
 福徳不動産は21年2月から23年7月までに育児介護休業規定を改訂し、社内に周知した。
 19日、同局で認定通知書の交付式があった。十八親和銀行の山口康博常務は「女性の上位職を増やせるように引き続き頑張っていく」、福徳不動産の福島卓社長は「産休育休を取れる制度が整ってきた。もっと活用する機運を高めたい」と話した。

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