越前たけふ駅周辺の交流拠点、基本構想まとまる 福井県越前市、民間進出に合わせ一体整備

越前たけふ未来創造基地(仮称)の整備検討エリア

 福井県越前市は、北陸新幹線越前たけふ駅周辺に官民連携で形成する交流拠点「越前たけふ未来創造基地」(仮称)の基本構想を2月19日までにまとめた。伝統工芸を生かした事業創出などの機能について、民間進出に合わせて一体的な整備を目指すとした。ホテル・商業施設の立地を検討する意向を示している事業者に、同拠点の土地取得と施設建設を打診する。

 駅近くで想定していた立地エリアは、道の駅越前たけふに隣接する約4ヘクタール内を整備検討の対象範囲として示した。2026年1月末の完成を予定する福井村田製作所の研究開発センターに県道を挟んで面しており、同時期をめどとする完成を見込んでいる。

 基本構想の素案に挙げていた機能のうち▽コワーキングや飲食などのラウンジスペース▽カンファレンスなどの多目的スペース▽伝統工芸の発信やビジネス展開を目指す伝統工芸×アート・クリエーティブスペース▽企業や研究機関が利用するオフィス・ラボスペース▽子どもの遊び場-を優先的に整備するとしている。

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