弘前署は19日、青森県内の50代男性が外国為替証拠金取引（FX）、天然ガスの先物取引といった投資話を勧められ、1月17日～2月8日に計800万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。
同署によると男性は2023年11月ごろ、スマートフォンのアプリ内に表示された投資関連の広告にアクセスし、投資話をやりとりするLINE（ライン）グループに参加。「先生」「トレーダー」を名乗る人物からFXや先物取引を勧められ、専用アプリをダウンロードした。運用資金として24年1月17～22日に計230万円、同24日～2月8日には計570万円をインターネットバンキングで指定の口座に振り込んだ。
専用アプリ上では利益が出ているように見えたため「トレーダー」に問い合わせたところ、「利益の分配を受けるにはさらにお金が必要」などと言われ、不審に思って家族に相談。19日に同署へ被害届を出した。
