旅館でノロウイルスによる食中毒 宿泊客16人が下痢や嘔吐の症状を訴え 広島県呉市

広島県呉市は20日、市内の旅館でノロウイルスによる集団食中毒が発生したと発表しました。

呉市によりますと、16日に市内の医療機関から「旅館に宿泊している7人が下痢・嘔吐を発症している」と通報がありました。

調査した結果、呉市内の旅館に宿泊していた32人のうち16人(20~50代)に症状があったということです。

呉市は、16人の共通食がこの旅館で提供された食事であったことと、患者や調理従者の便からノロウイルスが検出されたことなどから、食中毒と判断。20日付で、この旅館の調理場について営業禁止を命令したということです。

16人はいずれも軽症で、全員快方に向かっているということです。

【ノロウイルス予防のポイント】
▽持ち込まない
嘔吐や下痢症状がある場合は、調理を控える。
▽拡げない
石けんと流水で手をよく洗う。
▽加熱する
食品は十分に加熱する。中心温度85~90℃で90秒間以上の加熱が目安。
▽つけない
調理器具の殺菌には、熱湯や塩素系漂白剤が有効。

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