「津波のあとの植物たち」関心を持って 28日まで福島大付属図書館 環境変化の展示幕や標本展示

津波被災地の植物に関心を持ってと話す黒沢教授

 東日本大震災後の海岸植物の資料を集めた展示会「ここに根をはる 津波のあとの植物たちとその環境」は、28日まで福島市のフクニチャージ図書館(福島大付属図書館)で開かれている。

 昨年、仙台市で開かれた同名の企画展に福島大共生システム理工学類の黒沢高秀教授らが協力した縁で学内でも開いた。津波後の環境の変化をまとめた展示幕やミズアオイ、ツツイトモ、スナビキソウの標本、津波被災地の植物を描いている画家倉科光子さん(東京都)の複製画など約30点を並べている。黒沢教授は「被災地の環境変化に関心を持ってほしい」と話している。

 開館時間は平日午前9時から午後9時45分まで、土日は午前10時から午後5時まで。祝日休館。問い合わせは福島大資料研究室へ。

(県北版)

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