厨房機器卸の三協厨房(群馬・前橋市)が事業を停止

厨房機器卸の三協厨房(群馬県前橋市)が事業を停止し、債務整理を弁護士に一任したことが分かった

 厨房機器卸の三協厨房(群馬県前橋市朝日町、小暮和裕社長)が9日までに事業を停止し、債務整理を弁護士に一任したことが20日、分かった。帝国データバンク群馬支店によると、負債総額は約4800万円。

 1978年設立。県内の給食センター、大学、病院などにフライヤーやオーブンといった調理機器や食器洗浄機などを販売し、メンテナンスも手がけた。2009年4月期の売上高は約1億6000万円を計上した。

 同業者間の競合や回収リスクの高い飲食店の新規開拓に消極的で近年の売り上げは低調だった。さらにコロナ禍で得意先の投資意欲が冷え込み、23年4月期の売上高は約5500万円まで落ち込んでいた。

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