メッシが改めて釈明、中国ネットの反応は

サッカーの世界的スター選手、リオネル・メッシは19日、自身のウェイボーアカウントを更新し、香港選抜との親善試合をけがを理由に欠場したことについて自ら語る2分20秒の動画を投稿し、改めて釈明した。

米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは19日、自身の微博(ウェイボー)アカウントを更新し、4日に香港で行われた香港選抜との親善試合をけがを理由に欠場したことについて自ら語る2分20秒の動画を投稿し、改めて釈明した。その内容は、以下の通りだ。

香港での試合後、(欠場したことに)言及するものをたくさん読んだり聞いたりしました。本当のことを伝えるために、このビデオを撮りました。皆さんがこれ以上、誤った情報を目にすることがないよう望んでいます。ファンの皆さんもご存じのように、僕は常にすべての試合に出場したい、ピッチに立ちたいと思っています。政治的な理由やその他たくさんの理由で僕がプレーしたがっていないというニュースを聞きましたが、それは正しくありません。もしそうであれば僕が日本に行ったり、以前のように何度も中国を訪れたりすることもなかったでしょう。プロとしてのキャリアの初めから、中国とはとても親密で特別な縁があります。そこでの取材や試合、イベントは本当に素晴らしい思い出です。バルセロナや代表チームの一員として何度もそこでプレーしました。記者会見でも話しましたが、内転筋の炎症について、サウジアラビアツアーの第1戦前に違和感を覚えていて、第2戦で少しの時間出場して悪化させてしまいました。それでも(香港選抜戦の)前日のトレーニングでプレーし、観に来てくれたファンのためにベストを尽くそうとしました。トレーニング後に子どもたちとのふれあいサッカー教室にも参加しました。でも違和感があり、けがを悪化させる危険性があったので出場を諦めました。

数日後、けがの状態が少し良くなったので、日本では少しプレーしました。もうすぐ開幕するリーグ戦に向けて調子を取り戻したいと思ったからです。これらのことはすべて記者会見で話しました。ですが、虚偽のニュースを前にして、改めて伝えることが大事だと思いました。僕はこれまでと少しも変わらず、中国のすべてのファンに幸せを祈る気持ちを伝えたいですし、特別な愛情を持っています。これからもそうあり続けるでしょう。また近いうちにお会いできることを願っています。

このメッシの投稿から約12時間が経過した時点で、4万9000を超えるコメントが寄せられている。「正直言うと、メッシにここまでさせて少し心が痛んだ。記者会見で説明したのだから、改めて釈明する必要なんてないのに」との声もあったが、「やっぱり対不起(ごめんなさい)の3文字をはっきり言わなかったな」「まだ汚名をすすごうとしているの?」「もう手遅れだよ」などのコメントにも多くの共感が寄せられていた。

ウェイボーでは19日夜から20日にかけて、メッシ関連の複数の話題がトレンド上位に浮上。「#メッシは13日間に3回反応したがいずれも謝罪しなかった#」とのハッシュタグも出現した。

メッシは7日にも自身のウェイボーアカウントを更新し、中国本土と香港のファンに向けて、中国語とスペイン語で「記者会見でも言いましたが、内転筋が腫れてしまったため香港での親善試合に出場できなかったのは本当に残念でした。私を知っている友人は誰でも、私が常に全力でプレーしたいと思っていることを知っています。今回のようにチームメートと遠征し、ファンの方々が私たちが出場するのを楽しみにしている場合は特にそうです。いつかまた戻ってきて、香港のファンのために試合ができることを願っています。できるだけ早く中国大陸に戻って皆さんにサッカーの楽しさを共有できるのを望んでいます。みんなにハグを!。辰(たつ)年が良い年でありますように」と投稿していた。(翻訳・編集/柳川)

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