ルイス・スアレスがレアル・マドリード加入間近だった? 加入が実現した場合、アーセナルはベンゼマを獲得したとヴェンゲル氏が証言

写真:スアレスは自身がマドリー加入に迫っていたことを明かした ©Getty Images

現在インテル・マイアミに所属し、当時リヴァプールに所属していたルイス・スアレスがレアル・マドリード入団に迫っていたことを明かした。さらに当時レアル・マドリードに所属していたカリム・ベンゼマがアーセナルへ売却されそうになっていたという。イギリス『ミラー』が報じている。

スアレスによると、当時リヴァプールに所属していた同選手は、初めはレアル・マドリードに移籍するつもりであったという。そして、同選手がレアル・マドリードに加入した場合、ベンゼマがアーセナルに売却されることになっていたようだ。ウルグアイ『Delsol』の取材に応じたスアレスは、当時の出来事をこう語った。

「2014年ワールドカップの前、レアル・マドリードは僕と契約したがっていたし、すべてが順調だった。そしてレアル・マドリードはベンゼマをアーセナルに売るつもりだった。ワールドカップが始まるとバルセロナが獲得に動いて、僕はバルサを選んだ。レアル・マドリードはバルサからの関心で僕に興味を失った。最終的に、僕はバルサを選んだんだ」

当時、アーセナルの監督であったアーセン・ヴェンゲル氏は、実際にベンゼマを獲得しようとしていたことを明かした。

「当時ベンゼマはゴンサロ・イグアインと出場機会を争っていた。そして出番が減っていた。彼はパスと周囲との連携をベースにプレーしていた。前線の選手として理想的だった」

「ベンゼマは周囲の選手を活かすことができるストライカーだ。ゴールを決めても周りの選手の雰囲気を悪くするストライカーがたまにいる。彼はそのような選手ではない。もしベンゼマがチームにいて私が選手だったら彼と一緒にプレーしたいと思っただろう」

しかし、スアレスはバルセロナへと移籍し、ベンゼマはレアル・マドリードに残留した。その後ベンゼマはレアル・マドリードで23回のタイトルを獲得し、2022年にはバロンドールを受賞するなど、クラブの歴史にその名を刻む選手となった。

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