「良い準備ができている」明日のバンコク・U戦へ横浜キューウェル監督が意気込み。クラブ初のACLベスト8へ「最後の笛が鳴るまで気を抜かず、ポジティブに」

アジアチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24のラウンド16の第2戦、バンコク・ユナイテッド戦(タイ)を明日に控える横浜F・マリノスのハリー・キューウェル監督が、2月20日の前日会見に臨んだ。

2月14日に行なわれた敵地での第1戦は、2-2の引き分けに終わった横浜。クラブ初のACLベスト8進出へ、第2戦はなんとしても勝利を収めたいところだ。

明日の試合に向けてキューウェル監督は、「自分たちにとっては大きなテストになる。アウェーでの結果は悪くなかった。明日は多くのファン・サポーターの前で良いパフォーマンスを表現したい」と意気込んだ。

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昨年末に横浜の監督に就任したキューウェル監督にとっては、初のホームでの公式戦となる。「感情を出し過ぎて、空回りしないよう、スマートにやっていくことが大事」と語った指揮官は、「良い準備ができているので、良い状態で明日に臨める」と自信を見せた。

ただ、バンコクでの第1戦は、18分にエウベル、24分に渡辺皓太のゴールで2点を先行するも、35分と90+2分に得点を奪われ、勝利を逃した。

キューウェル監督は「ラウンド16に進んでいるチームは、どのチームにも差はない。リスペクトを持つべき」としたうえで、勝つためのポイントをこう言及した。

「バンコク・ユナイテッドは最後まで諦めない姿勢があった。2点差で折り返しても、どんどんプッシュをしてきた。明日の試合は自分たちのサッカー、パフォーマンス、スタイルを出していくことが大事。70分で試合は終わらない。最後の笛が鳴るまで気を抜かず、ポジティブに考え、次に向かって行く姿勢を明日の試合でも表現したい」

オーストラリア人指揮官はホームでの初勝利、そしてクラブをACL初のベスト8に導けるか。注目の試合は明日の20時、横浜総合国際競技場でキックオフだ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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