神戸女学院大、25年度に理系学部新設 「データサイエンス」基礎に、建築学にも対応

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 神戸女学院大(兵庫県西宮市)は2025年4月、理系学部として「生命環境学部」を新設する。現在の人間科学部環境・バイオサイエンス学科を改組。文系出身でも情報科学や建築学といった理系分野を幅広く学べるようにする。

 新学部では、データを分析する「データサイエンス」を基礎とし、人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)の活用、プログラミングなどの授業に力を入れる。2級建築士の受験資格を得られる環境も整える。

 定員は同学科と同じ1学年80人。入学試験では従来通り、数学や理科の代わりに文系科目を選択できる。教員は同学科の専任教員11人に加え、特任教員2人を招く。環境保全や生物、食品などの理系分野を横断的に学べるカリキュラムを展開するという。

 同学科長の高岡素子教授(59)は「理系の知識を面白く、分かりやすく伝えることができるコミュニケーション能力を養いたい」と話した。(地道優樹)

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