「監督不行き届きで申し訳ない」と那須烏山市建設課長陳謝 元市職員が現金など収受 予算不足で知人の業者から

 【那須烏山】利害関係のある建設業者から現金などを受け取っていたとして市都市建設課の元男性職員(64)=依願退職=が停職6カ月の懲戒処分(16日付)を受けたことを巡り、同課の佐藤光明(さとうみつあき)課長は20日の市議会議員全員協議会で、「監督不行き届きで、大変申し訳ない」と陳謝した。

 市によると、元職員は文書を送る際に同課の予算が不足していたため、知人の業者に切手の用意を依頼し、20年12月〜22年9月に業者から計約10万円分の切手と現金計8万円を受け取った。

 佐藤課長は全協で、議員から「予算が足らなければ補正。もらった切手で発送するのは考えられない」などと指摘を受け、「切手が無いことを承知していなかった」と説明した。

 市は切手代について、公務で使用したことから業者への返還を検討している。

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