自営業のママ友が「レシートちょうだい!」「節税対策よ♡」→ クレクレママ友を即黙らせた一言とは?

他人に物をねだるクレクレママ。中には意外なものをクレクレする人もいるようです。今回は友人から聞いた、ちょっと変わったクレクレママのエピソードをご紹介します。

クレクレママがねだったものとは?

自営業のママ友A子がクレクレしてきたのは、領収書でした。経費で落とすため「領収書をちょうだい!」と、ねだってくるのです。
A子自身が支払ったものなら良いけれど、困ったのが他人が支払った領収書までクレクレしてきたこと。ランチ会の総額の領収書や、みんなで買ったプレゼントの領収書などを要求してきたのです。

クレクレママ「節税対策よ!」

領収書の金額は大きくないし、物や金銭を要求されたわけではないので、ママ友たちに損害はありません。ですが、クレクレされたママ友たちは「これっていいの?」とモヤモヤを抱えてしまいました。取引先との食事などは経費として計上することができますが、ママ友とのランチ代などを経費として計上するのはおかしいですよね。
領収書を渡すのを渋ったこともありますが、A子は「会社員には自営業の大変さがわからないのよ! 収入は安定してないし、倒産するリスクも大きいんだから!」とまくし立てて、節税対策だと主張します。
みんな仕方なく領収書を渡していましたが、ママ友のB美は「やっぱりおかしい。自営業を選んだのはA子だし、私は少額でも不正には加担したくない」と、領収書の譲渡を拒否することにしたそうです。

領収書の譲渡を拒否すると?

B美は「家計簿をつけるようになったから、うちも領収書が必要なの」と、領収書の譲渡をやんわりと断りましたが、A子は「家計簿をつけたあとでいいから」と、しつこくクレクレ。
回りくどい言い方では伝わらないと悟ったB美は、「私の領収書を渡したくないの。支払っていない経費を計上するのって、不正だよね?」とストレートに告げたのです。

クレクレママを黙らせた一言

不正だと指摘されたA子は「ケチね! このくらいみんなやってる!」とゴネましたが、B美が「それなら税務署で働いている妹に脱税じゃないか聞いてみるね」とにっこり。
するとA子はだんまりを決め込みました。本人もアウトな行為だと自覚していたのです。

B美に続いて領収書の譲渡を断るママ友が増え、A子のクレクレ攻撃は自然に減っていきました。
ちなみにB美の妹は、税務署で働いてはいましたが、短期のアルバイトで、税の知識はゼロだったそうです。確かに嘘は言っていないけれど……。B美の大胆さに驚いてしまいましたが、クレクレ攻撃がなくなってよかったですね。

もちろん、事業に関係のないプライベートの食費は、経費に計上することはNG。他人の領収書をもらって経費にするのは、脱税行為にあたるでしょう。税務調査でバレるバレないの話ではなく、誰かに聞かれてもきちんと答えられるような帳簿付けが大切です。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子

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