「門出」の花言葉で知られるスイートピーの出荷が、栃木県上三川町下神主(こうぬし)のカクタ花農場で最盛期を迎えている。
同農場はビニールハウス3棟の計約33アールでエリザベス、ピンクラムなど6品種を栽培。20日は約1万2千本を出荷した。10人ほどの従業員は気温約23度のビニールハウス内で、ピンクや紫の花を付けた長さ約3メートルのつるの余分な芽を取る作業などに追われた。
東京の市場を中心に県内へも出荷している。栽培管理係長の小野口和希(おのぐちかずき)さん(28)は「今年は暖冬の影響で収量はやや多い見込み。コロナ禍が落ち着いた中で迎える門出のシーズンをスイートピーで彩ってほしい」と話している。