食中毒…23人が発熱、嘔吐など症状 ヤンニョムチキン、揚げ出し豆腐のきのこあんかけ入った“日替わり弁当”食べる 宅配弁当店の従業員2人、ノロウイルスを検出…営業停止に

弁当食べ食中毒 宅配弁当店を処分=川口市

 宅配弁当による食中毒を発生させたとして川口保健所(埼玉県川口市)は20日、ノアサポート(小林万寿長代表)が運営する川口市芝3丁目の宅配弁当店「ゆかり弁当」を食品衛生法に基づき、同日から3日間の営業停止処分にしたと発表した。

 保健所食品衛生課によると今月15日、市内在勤者から「市内弁当業者が調製した配送弁当を食べた人が体調不良を呈している」と通報があった。保健所が調査したところ、13日に同店が調理した弁当を食べた27人のうち、20~60代の23人が発熱、嘔吐(おうと)、下痢、腹痛などを発症。患者10人、従業員2人の便からノロウイルスが検出された。共通食がヤンニョムチキン、揚げ出し豆腐のきのこあんかけ、ナガイモとわかめのだし汁あえなど、同店の日替わり弁当に限られることから、同店の弁当による食中毒と断定した。

 患者は全員、快方に向かっているという。

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