【プレミアリーグ 第26節 プレビュー】満身創痍のリヴァプールにアーセナル、マンチェスター・シティが肉薄

写真:前節の三笘の途中交代は背中の痛みが理由だったというが…… ©Getty Images

日本時間2月22日および25日から27日にかけて、プレミアリーグ第26節の9試合が行われる。2月24日に予定されていたチェルシー vs トッテナムの試合は、チェルシーが2月26日に行われるカラバオカップ決勝に進出した影響によって延期となっている。首位リヴァプールはケガ人が続出しており、厳しい戦いを強いられる。遠藤航は引き続き存在感を発揮したい。対戦相手のルートン・タウンには橋岡大樹が所属しており、日本人対決は実現なるか。
 

◉注目カード

■リヴァプール vs ルートン・タウン
このカードも本来は2月24日に予定されていたが、リヴァプールのカラバオカップ決勝進出を受け、前倒しで行われることになった。リヴァプールは現在2連勝中で首位に立つが、前節の試合ではディオゴ・ジョタ、カーティス・ジョーンズ、ダルウィン・ヌニェスが負傷交代という非常事態に陥った。ただでさえケガ人が多い中でさらなる離脱者が出てしまい、さらには変則日程での厳しい戦いを余儀なくされる。アンカーとして存在感を示し続ける遠藤航、前節、ケガから復帰していきなり1ゴール1アシストの活躍を見せたモハメド・サラーにかかる期待は大きい。ルートン・タウンは2連敗で降格圏に沈み、厳しい戦いが続く。1月に移籍した橋岡大樹が出場すればプレミアリーグデビューおよび遠藤との日本人対決が実現するが、果たしてどうなるか。

■ボーンマス vs マンチェスター・シティ
前節チェルシーに引き分けて暫定3位に後退したマンチェスター・シティはボーンマスとのアウェーゲームに挑む。現地時間2月20日に順延となっていた第18節ブレントフォード戦を戦い、中3日でこの試合を迎えることになるが、第11節で対戦した際には6-1で大勝している相手だけに、確実に勝利を収めたい。幸いケガ人はヨシュコ・グヴァルディオルとジャック・グリーリッシュの2人だけであるため、充実の戦力を使い分けながら過密日程を乗り切ることになるだろう。

■アーセナル vs ニューカッスル
リーグ戦5連勝中、その5試合で21得点2失点と攻守ともに充実しているアーセナルは、難敵ニューカッスルとの一戦に挑む。第11節での対戦時には0-1と敗れているだけに、連敗は避けたいところだ。マルティン・ウーデゴールやブカヨ・サカ、レアンドロ・トロサールらが好調を維持する中、この試合では冨安健洋やガブリエウ・ジェズスも復帰できる予定。リヴァプールとの勝ち点差を広げられないためにも負けられない試合となる。

■ブライトン vs エヴァートン
三笘薫の復帰以降、復調の兆しを見せているブライトンは、ホームでエヴァートンと対戦する。リーグ戦では第17節を最後に白星から見放されている相手であるだけに、持ち前の攻撃力で圧倒し確実に勝利したい一戦となる。三笘は前節、相手の悪質タックルを受けてヒヤリとさせられたが、得意のドリブルで何度もチャンスを作り、鋭いクロスでOGを誘発するなど圧巻のパフォーマンスを見せた。前節終了後の会見でロベルト・デ ゼルビ監督は「(三笘は)背中に痛みがあった」と語ったが、出場はなるか。

■その他の見どころ
リーグ戦4連勝で6位と徐々に順位を上げているマンチェスター・ユナイテッドはホームでフラムと対戦する。チームの復調と連動するように、シーズン前半は期待外れのプレーに終始していたラスムス・ホイルンドやマーカス・ラッシュフォードがハイパフォーマンスを見せている。引き続きチームを牽引して勝利へと導けるか。ロイ・ホジソン監督が退任し、オリヴァー・グラスナー新監督が就任したクリスタルパレスは降格圏に沈むバーンリーと対戦する。ハードプレスとカウンターを志向する新指揮官は少ない準備期間でどのような戦術を見せるのか。
 

◉プレミアリーグ 第26節 対戦カード

2月22日(木)
4:30 リヴァプール vs ルートン・タウン

2月25日(日)
0:00 クリスタルパレス vs バーンリー
0:00 アストンヴィラ vs ノッティンガム・フォレスト
0:00 マンチェスター・ユナイテッド vs フラム
0:00 ブライトン vs エヴァートン
2:30 ボーンマス vs マンチェスター・シティ
5:00 アーセナル vs ニューカッスル
22:30 ウルブス vs シェフィールド・ユナイテッド

※時刻はすべて日本時間

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