雛人形、あでやか 西川

等身大の雛人形やつるし飾りなどが並ぶ雛まつり=西川町間沢「料亭・玉貴」

 貴重な雛人形やつるし飾りなど華やかな雛飾り約400点が、西川町間沢の料亭に並び、訪れた人に一足早い春を感じさせている。

 料亭・玉貴(阿部誠社長)恒例の雛まつりで、今月から一般公開を始めた。会場には男雛の衣装にも紅染めを使った次郎左衛門雛や、東日本大震災からの復興を願って享保雛を等身大で再現した雛人形が並んでいる。酒田の傘福を含む「日本三大つるし飾り」なども展示され、みやびな雰囲気が漂っている。若女将の阿部清美さんは「代々受け継がれてきた親の愛情を感じ、温かい気持ちになってほしい」と話している。

 展示は4月中旬まで。見学のみは午後3時から同5時で、予約が必要となる。見学料は1500円。同店では「ひな膳料理」を提供している。

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