日本農業技術検定3級 全員合格 諫早農高・食品科学科の2年生

日本農業技術検定試験3級に全員合格した食品科学科の2年生=諫早市立石町、諫早農業高

 長崎県立諫早農業高(前田達彦校長)の食品科学科2年生34人全員が、農業の基礎専門知識などを問う日本農業技術検定試験3級に合格した。
 同検定は新規就農や農業関連企業への就職希望者などを対象に、全国農業協同組合中央会(JA全中)などでつくる同検定協会が2007年度から実施。同校では7年前から2年生が受験している。
 同校によると、昨年12月の学科試験には全国から1万2749人が挑み、8428人が合格。このうち、食品系の専門分野には2284人が挑戦し、1400人が合格。合格率は61%だった。
 溝越花音さん(16)は「友だちと過去に出題された問題を見て、教え合いながら頑張った。専門分野だけでなく、農業全体について幅広く学ぶ機会にもなり、全員合格できてうれしい」と話した。

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