米議員、ラマダン前のガザ戦闘停止に期待 イスラエル指導者らと会談

Suleiman Al-Khalidi

[アンマン 21日 ロイター] - 米民主党のリチャード・ブルーメンソール上院議員とクリス・クーンズ上院議員は21日、パレスチナ自治区ガザの戦闘について、イスラム教のラマダン(断食月)前に人道的な一時停止で合意する可能性があるとの見方を示した。

両氏は先にヨルダンのアブドラ国王やイスラエルの指導者らと会談したことを明らかにし、戦闘の一時停止と引き換えにイスラム組織ハマスが拘束している人質を解放することで近く合意する期待が広がっていると、ロイターのインタビューで語った。

ブルーメンソール氏は「数週間以内、ラマダン前に一時停止される可能性がある」と述べた。

イスラエルのネタニヤフ首相は、人質解放のために代償を支払うことはないとし、人質を解放する方法はガザへの軍事的圧力を強めハマスに勝利することだとしている。

しかしブルーメンソール氏によると、イスラエル指導者らとの会談では、同国がガザでの激しい戦闘段階を終えて武力鎮圧作戦にシフトする可能性がある中、一時停戦に前向きな姿勢が示唆されたという。

クーンズ氏は「イスラエルとハマスの戦いを支持することと、パレスチナ人の自己統治と紛争終結への正当な願望を支持することの間でバランスを取る試みがある」と語った。

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