「石川県民のため全力を」 警察庁長官、応援部隊に訓示

各地から派遣された警察官に訓示する警察庁の露木康浩長官=21日午前、金沢市

 能登半島地震の被災地視察で石川県を訪問している警察庁の露木康浩長官は21日、金沢市の石川県警察学校を訪れた。各地から派遣されて防犯活動を展開している警察部隊を前に「復旧・復興への取り組みには、良好な治安の確保が大前提。派遣された隊員一人一人が、石川県民のため、故郷石川を案じておられる方々のため、全力を尽くしていただくようお願いする」と訓示した。

 警察学校は被災地をパトロールする14府県警の特別自動車警ら部隊(計約160人、車両計約30台)の活動拠点となっている。

 警察庁によると、各地から延べ5万人超の警察官が被災地に派遣され、捜索救助や犯罪抑止のパトロールなどに携わった。

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