東京都心は真冬の寒さ あす22日(木)も全国的に雨や雪に 北陸は土砂災害に注意・警戒を

 きょう(水)午後も、西・東日本は広く雨が降り、激しく降る所がある見込み。北陸は、地震の影響や、これまでの降水で地盤の緩んでいる所があるため、あす22日(木)にかけて少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがある。また、きのうに比べて、気温が大幅に低くなっている地域が多いため、引き続き服装や体調管理に注意が必要だ。

一気に真冬並み

 きのう(火)は、関東から西の太平洋側で、2月としては記録的な高温となったが、きょう(水)は一転して気温が下がっている。東京都心の午前10時50分の気温は7.6℃で、前日の同時刻に比べて12℃以上も低い。きょう(水)午後も、風が冷たく感じる地域が多い見込み。寒暖差がストレスとなり、体調不良を招きやすいため、服装や部屋の温度管理に注意が必要となる。

雷雨に注意

 前線や湿った空気の影響で、西日本に発達した雷雲がかかっている。午後も、九州北部や四国を中心に、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込み。落雷や、竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。今夜は東海でも、雨脚の強まる所がある見通し。北陸は、今夜初めごろ~あす(木)夜遅くにかけて、土砂災害に注意・警戒が必要だ。また、気温が低い東北は雪で、太平洋側南部は、あす(木)明け方まで大雪のおそれがある。

すっきりしない

 22日(木)~23日(金・祝)の午前中にかけても、雨や雪の降る所が多い見込み。北海道や本州は気温が低い状態が続くので、一日中寒さ対策が必要となる。24日(土)はいったん天気が上向いて晴れ間の出る所もあるが、25日(日)~26日(月)は再び雨や雪の降る地域が多くなりそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

© 株式会社ウェザーマップ