岡山県内初「手動の踏切ゲート」導入 警報機も遮断機もない”第4種踏切”を安全に

歩行者の安全を確保するため、JR西日本は警報機や遮断機のない第4種踏切に手動の「踏切ゲート」を設置しました。岡山県内では初の導入です。

きのう(20日)、玉野市田井のJR宇野線・庄之上踏切に設置されたのは「踏切ゲート―Lite」と呼ばれる装置です。

(松村みなみ記者)「歩行者は左右の安全確認を行いこのようにバーを持ち上げて線路の中に入ります。

そして出るときはバーを押して出ることができます」

警報機も遮断機もない第4種踏切は岡山県内に76か所あり、事故は過去5年で2件と多くはないものの、全国的には死亡事故も起きています。ゲートを設置することで歩行者を一度立ち止まらせ安全確認を促すのが狙いだといいます。

(近所の人)「こういう遮断機であれば手動であっても安全面では前進したんじゃないですかね」

(JR西日本岡山保線区 山中雅司区長)「そこに踏切があるということを通行者に皆様にご認識いただいて渡っていただく。安全に踏切通行ができる環境を整えていきたい」

踏切ゲート―Liteは今年度はほかに6か所、来年度も20か所に設置される予定です。

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