セツブンソウ自生地を一般公開 広島・庄原市

広島県北に春を告げる「セツブンソウ」の花が、庄原市総領町の自生地で小さく愛らしい姿を見せています。

セツブンソウは旧暦の節分の頃に花を開くキンポウゲ科の山野草で、総領地区では1987年に市の天然記念物に指定し保護しています。

白い花びらに見える部分はガク片が伸びたもので、柑橘にも似た甘い香りを漂わせながら、小さく愛らしい姿を見せています。

見物客「かわいくて素敵ですね。春の妖精という感じがします」

節分草保存会 矢吹正直理事長「(セツブンソウは)人と自然が仲良く暮らしている里山という環境を守っていくバロメーターとして大切にしている植物です」

花のピークは2月終わり頃になりそうで、公開最終日の3月3日には満開を祝ってイベントも行われます。

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