義理の兄弟姉妹と上手く関係を築ける人もいれば、逆にトラブルに巻き込まれてしまう人もいますよね。今回は義理の妹のせいでとんでもない目に遭ってしまったKさんから話を聞きました。
Kさんの彼には、ちょっと面倒な妹がいる
Kさんは結婚を前提にお付き合いをしている彼がいるのですが、彼の妹がなんでもかんでも「ずるい！」と言うのが口癖の子でした。
映画デートをしようものなら待ち合わせについて来て、「私まだ見てなかったの〜お兄ちゃん達だけずるいよー」と言って、お金を払わずに映画を一緒に観たり、某テーマパークのホテルに泊まることを伝えると「私はまだ一度も泊まったことがないのに、そんなのずるい。」と言って、私たちにくっついてきて宿泊するという、数々のビックリするような行動をしてきていたのです。
とはいえ、Kさんも義理の妹になるんだから、（可愛がってあげないとだよね）と割り切って、イラつきを残しつつも付き添うことを許していました。
結婚式にまで「ずるい」と言い出した！
そしてとうとう結婚式の式場や日取りを決めるタイミングが、間近に迫ってきました。
Kさんはレストランウェディングを希望していて、いろんなレストラン会場を見て回っていました。そして彼には「絶対に妹ちゃんには言わないでね！」と念押ししていました。
程なくして彼の実家に行った時に、彼の妹がやってきて、「お兄ちゃんたち、レストランで結婚式するんだって！？ 私が最初にこういう場所で結婚式したかったのに！ ずるい！」と言い出したのです。彼は妹に言わないことは約束してくれたのに、実の母親には言っていて、そこから妹に筒抜けだったのです。
もう我慢ならない！
バレてしまったこと自体、彼に対して疑心暗鬼になっていたのですが、それ以上に、この妹の発言に我慢の限界だったKさんは、とうとう爆発してしまいました。
「ずるくない！ ずるいって言いながらお兄さんにタカっているあなたが、一番ずるいわよ！」と怒鳴ってしまったのです。彼女は泣き出し、彼は妹を庇いました。何もかもが嫌になり、結婚も白紙に戻してお別れをしたのです。
数ヶ月後、結婚間近で破談にしてしまったことを後悔していたKさんは、友人を通してその後の彼の動向を聞きました。すると、なんと彼は妹の借金の保証人になっていることが発覚したのです。
あのとき結婚しなくてよかったと心からほっとしたKさんなのでした。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：南さおり
