米共和議員団、バイデン陣営のTikTokアカウント削除を要求

David Shepardson

[ワシントン 20日 ロイター] - 11月の米大統領選で再選を目指すバイデン大統領の陣営が開設した中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のアカウントを巡り、共和党の18人で構成する議員団が国家安全保障上の懸念から削除を求める書簡をバイデン氏に送った。

ロイターが確認した書簡は「(バイデン氏が)TikTokの既知の国家安全保障リスクを無視している」と指摘。「軍の最高司令官も使用するなら、連邦政府はどのようにして米国民にアプリの危険性を警告できるのか」と疑問を投じた。

バイデン氏の陣営は11日、若年層の有権者を取り込むためTikTokのアカウントを開設。最初に投稿した動画は現在960万回再生され、フォロワーは約16万2000人に達している。

議員団は、アカウントを削除しTikTokがもたらす国家安全保障上の脅威を公に認めるようバイデン氏に求めた。

議員団にはマルコ・ルビオ、ジェリー・モラン、ジョン・バラッソ、マーシャ・ブラックバーン、リック・スコット、ジョシュ・ホーリー各上院議員らが含まれる。

ホワイトハウスとTikTokはコメント要請に応じなかった。バイデン氏の陣営はコメントを控えた。

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