バイデン氏、トランプ減税の失効検討 2期目へビジョン示す

Trevor Hunnicutt Jeff Mason

[ビバリーヒルズ(米カリフォルニア州)/ワシントン 20日 ロイター] - 11月の米大統領選で再選を目指すバイデン大統領は20日、医療保険制度の強化やトランプ前大統領が導入した減税の失効など2期目に向けたビジョンを打ち出した。

資金調達のため3日間の日程で西部カリフォルニア州を訪問しているバイデン氏は、ビバリーヒルズで開いたイベントの冒頭、「将来について、仕事をやり遂げるとはどういうことか話したい」と切り出した。

「失効を控える2兆ドルのトランプ減税は大多数の米国民ではなく、超富裕層に圧倒的な恩恵をもたらした」とし、「仕事をやり遂げるとはトランプ減税を廃止し、抜け穴をふさぐことだ」と述べた。

財政赤字削減、医療保険制度改革法の強化、より手頃な住宅価格実現なども挙げた。

バイデン陣営と民主党が1月に調達した選挙資金は4200万ドルを上回った。

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