ちゃんこ鍋セット、被災地氷見へ 盛岡・飲食店太五郎が無償提供

ちゃんこ鍋セットを被災地に送っている菅原のぞみ代表(左)と菅原晴広店主

 盛岡市中央通のちゃんこ太五郎(菅原晴広店主)は能登半島地震で被災した富山県氷見市の子ども食堂にちゃんこ鍋セットを無償で提供している。「オール岩手」の食材の鍋を囲み、心と体を温めてもらう。

 現地スタッフがスープと具材を鍋に入れて簡単に作れるよう白菜やニンジン、つくね、鶏肉などの食材は全てカットし、盛岡市で子ども食堂などを運営するエスクル岩手を通じて発送。16、17日に約50食分が氷見市の子ども食堂で提供され、21日にも他の同食堂に約100食を送る。

 菅原店主(63)は東日本大震災時、沿岸地域で計1万食以上の炊き出しを行った。能登半島地震被災地の支援を考えていたところ、エスクル岩手の菅原のぞみ代表(46)から「栄養のあるちゃんこ鍋で被災した人を元気づけてほしい」と連絡を受けた。

 連絡はメール(skuru.iwate@gmail.com)へ。

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