「無投票はよくない」 かほく市長選、塚本市議が出馬表明

塚本佐和子市議

 3月17日告示、24日投開票のかほく市長選で、塚本佐和子市議(53)=無所属、同市遠塚=は21日、市七塚健康福祉センターで会見し「市民から無投票はいかがかという声が多く寄せられた。選挙をやって市長を決めたい。無投票はよくない」と述べ、出馬を正式表明した。

 塚本氏は能登半島地震が出馬のきっかけになったとし「このままでいいのかと考える人が増えた」と説明。「市民の考えが反映できるまちづくりを目指す。ものを言いやすい環境をつくりたい」と語った。

 塚本氏は金沢市出身、金沢女子大附属高(現金沢学院大附属高)卒。バスガイドなどを勤めた後、2017年4月のかほく市議選で初当選し、市では初の女性市議となった。現在2期目。

 市長選では現職油野和一郎氏(74)=5期、無所属、同市白尾=が6選出馬を表明しており、20年ぶりの選挙戦となる公算が大きくなっている。

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