暖冬傾向で服の売れ行きも変化 卒業・入学シーズンに向けた動きも

山陰では今シーズンは雪の降る日が少ないなど、全体的には暖冬傾向となっています。

こうした中、着る服に悩む人も多いと思いますが、今年は「服の売れ行き」に例年とは違う傾向があるようです。

21日、鳥取県米子市内のデパート。
婦人服売り場には、冬物の商品は少なく、すでに春物の商品が売り場の多くを占めていました。

米子天満屋 婦人服セクション 宮永ひふみ 課長
「今シーズンは雪が少なかったということもあって、防寒物といわれるようなダウンなどの動きは、厳しかったです。」

暖冬の影響で、今シーズンはダウンや厚手のコートの動きが例年に比べて悪かったといいます。

一方で…

米子天満屋 婦人服セクション 宮永ひふみ 課長
「例年だと2月中旬や後半から動きが出るんですけど、今年はそれよりも前倒しで、割と早い段階から春物のキレイな色のニットなどの動きがあります。」

2月に入り、最高気温20℃前後を記録する日があった影響などで、春物の出だしは好調とのこと。

さらに、まもなく近づく卒業式や入学式のシーズン。売り場では、今年、こんな傾向が…

米子天満屋 婦人服セクション 宮永ひふみ 課長
「以前コロナのときは、なかなか入学式や卒業式が、皆さんご家族そろってというのが無かったんですけど、いまはコロナが5類になってから、そういったのもきちんとされるようになったので、こういったセレモニーの洋服をお求めの方が増えています。」

コロナ禍の卒業式や入学式は、保護者は別室からリモートで参加したり、各家庭から参加できる人数が1人のみだったりと、制限がありました。
しかし、今年はそういった制限がないため、セレモニーに向けて服を新調する保護者が多いということです。

暖かい日が続いたことで関心が高まった春への準備。
ただ、気温の変化が激しい中、体調管理や服装選びに注意が必要です。

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