ふたたび空に現れた! 辰年のドラゴン『龍雲』 今度は龍の顔がドアップに!?

以前『バズろぅ!』で、辰年となった2024年のお正月の上空に龍雲が現れたという記事を掲載しました。

【写真4枚】横たわっていたり光っていたり…さまざまな『龍雲』の姿

すると、記事を読んだみなさんから「お正月に吉兆! 縁起が良いもん見せてもらいました」というメッセージのほかに、「私も見ました」「これも龍雲ですか?」という情報とともに写真も届きました。

それらの写真を一つひとつ確認するなかで感じたのが、「龍雲と言っても、さまざまな形や現れ方をするんだなあ」ということ。

細長く何体も並んでいるように見えるタイプや、胴体が横たわっているように見えるタイプ。さらに、朝日や夕日にあたって光っているかのように見えるものだとか、本当にさまざまです。

「この時期に現れる細長い雲が龍雲っぽく見えるのでは?」と思いつつ、空を見上げていたところ……。

雲の動きが早く、風が強めのある日。最初は大きめの雲のかたまりだったのが、ばらけるようにだんだん形が変化。渦を巻いている部分から、モクモクと何かのカタチを描くように広がっていきます。

まあ、今年に入ってから「龍雲、龍雲」と思っていたからかもしれませんが、大きく開いた口から何かを吐き出しているように見える龍の頭が、こちらに向かって迫ってくるように見えるではありませんか。

さらに観察していると、真正面を向いていた顔が徐々に横向きに変化!? まるで、龍の横顔のドアップに見えるようになってきました。

鋭い目、大きな鼻、口の横にあるヒゲ、細長い顔の上にはツノのようなものまであります。そう、よく知る龍の顔そのものになってきたんです。

その龍雲をしばらく見つめていて思ったんですが……。伝説であり架空の生き物の龍の姿形って、もしかして雲を見て想像し創造されたものなんじゃないかと。

太古の昔から、人々の生活には天候や自然現象の影響力はとても重要なものだったわけで。穏やかな晴天のときも、荒れる嵐のときも、人間にはどうすることもできないくらい自然の力は偉大です。そんな偉大なる大空に現れるさまざまな形の雲に、伝説の龍の姿形を重ねたのでは……。

今回のように、みなさんにも頻繁に目撃されている龍雲。龍に似ているから龍雲なのではなく、雲から創造されたのが龍の姿なんじゃないかと。

そんな風に思い考えながら、ふたたび大空を見上げました。

※ラジオ関西『バズろぅ!』2024年1月21日放送回より

(『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)

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