仕事で収入があるのを隠して生活保護申請 4年間で三百数十万円だまし取った大工の男を逮捕 岩手・北上市

岩手県北上市から生活保護費約三百数十万円をだまし取ったとして、21日、74歳の大工の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、岩手県北上市黒沢尻の大工・堀内正夫容疑者(74)です。
北上警察署によりますと堀内容疑者は2019年6月から2022年6月にかけて、仕事で収入を得ていたことを隠して北上市に生活保護を申請し、三十数回にわたって自身の名義の銀行口座に現金約三百数十万円を振り込ませてだまし取った疑いがもたれています。堀内容疑者は容疑を否認しています。

北上市によりますと年に1度行われる税務調査で、堀内容疑者が報酬を得ている可能性があることがわかり、警察に被害届を出したということです。市は今後、堀内容疑者に不正に得た金の返還を求める方針です。

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