児童虐待で父を逮捕、放置や大麻誤食

香港でも児童虐待が社会問題として注視されている。2月18日には、3人の子供を家に置いたまま出掛けた父親(34歳)が虐待容疑で逮捕された。香港メディアによると同日18時ごろ、9歳の女児と7歳と4歳の男児が子供だけで留守番をさせられているようだと警察に通報があった。警官が現場に駆け付けた後、父親が帰宅。監督すべき児童や少年の世話をおろそかにしたあるいは虐待した容疑で逮捕したという。3兄弟は目に見えるケガなどはしていないものの、病院で検査を受けている。一方、2月19日には、幼い姉妹に大麻グミを食べさせた容疑で逮捕された父親(26歳)に実刑判決が言い渡された。4歳と2歳の被告の娘は昨年6月、被告が所持していた大麻グミを食べて痙攣を起こすなど体調不良に陥り、うち4歳の女児は特に重篤で一時集中治療室に入院した。女児の尿からは大麻成分が検出されたという。その後、被告は故意あるいは無意識のうちに児童を虐待した容疑とドラッグ所持容疑で逮捕・起訴された。2月19日に屯門裁判法院で行われた公判では、児童虐待の罪状で禁錮8カ月、ドラッグ所持の罪状で禁錮2週間の判決が確定。2つの刑は同時に執行されることとなった。

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