「あってはならない状況」 ガザ南部活動の邦人看護師

パレスチナ自治区ガザ最南部ラファの仮設病院に入院中の女性=2023年12月(国境なき医師団提供)

 パレスチナ自治区ガザ最南部ラファで看護師として活動した国境なき医師団(MSF)の大竹優子さん(43)が21日、国際法で保護対象となっている病院がイスラエル軍に攻撃され、医療従事者も犠牲になっている現状を語った。「あってはならない状況だ。戦闘を止めないと本格的な人道支援に入れない」と即時停戦を求めた。東京都内で共同通信の取材に応じた。

 大竹さんは1月4日から4週間、ラファの仮設病院で活動。同院は開設直後で、継続治療やリハビリが必要な患者を受け入れ、大竹さんは処置室の環境整備や人員確保などの業務を担った。

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