遼寧省大連市で座礁のゴマフアザラシ赤ちゃんが救助―中国

遼寧省大連市の浜辺で、浅瀬に乗り上げたゴマフアザラシの赤ちゃん1匹が市民に発見されました。

中国北東部にある遼寧省大連市の浜辺で、浅瀬に乗り上げたゴマフアザラシの赤ちゃん1匹が市民に発見されました。発見した市民が自身で救助を試みましたが、うまくいかず、保護センターに助けを求めました。

大連市海洋漁業総合法律執行部門の関係者と遼寧省海洋科学院の研究者らが現場に赴き、浅瀬に乗り上げている、まるまると太ったゴマフアザラシの赤ちゃんを見つけましたが、情緒は安定しており、目立った傷跡も見つかりませんでした。研究者はゴマフアザラシを専用のカゴに入れ、遼寧省海洋科学院水生動物救助センターに運びました。ゴマフアザラシは体重11.5キロ、多少痩せ気味で弱っており、1日に4~5回流動食を与える必要があると判断されました。

ゴマフアザラシは国家の一級水生野生保護動物です。ゴマフアザラシの赤ちゃんは自分で餌を捕食して生きていく能力がないため、人間が救助することで生存率を高めることができます。1週間にわたって流動食を与えた後、定期的な健康診断や捕食訓練、野生化訓練を行い、条件が整うのを待って海に帰す予定です。(提供/CRI)

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