バイエルン、今シーズン終了後のトゥヘル監督退任を発表…双方合意のもと契約を1年前倒して解消

ブンデスリーガのバイエルンは21日、指揮官を務めるトーマス・トゥヘル監督が双方合意のもと今シーズン終了後に退任することを発表した。

18日に行われたブンデスリーガ第22節のボーフム戦に敗れ、2015年以来9年ぶりの公式戦3連敗を喫したバイエルン。首位を走るレヴァークーゼンとの勝ち点差が「8」に広がったことで、リーグ12連覇が難しくなったなか、当初2025年6月30日までとなっていた契約を1年前倒して解消することが決定した。

今回の決定にあたり、ヤン・クリスチャン・ドレーセンCEO(最高経営責任者)とトゥヘル監督は、クラブ公式サイトでコメントを発表している。

■ドレーセンCEO
「オープンで良い議論の結果、私たちは双方の合意により、今夏にこの関係を解消することを決定した。私たちの目標は、2024-2025シーズンに向けて新しいヘッドコーチとともに新たなサッカーの方向性を追求することだ。それまでは、チャンピオンズリーグとブンデスリーガで最大限の結果を出すことが、クラブの一人ひとりに明確に求められている。私はこの点において、チームにも明確に責任を課している。特にチャンピオンズリーグでは、ラツィオとのファーストレグで1-0と敗れた後、満員の『アリアンツ・アレーナ』でファンの声援を背に準々決勝に進むことを確信している」

■トゥヘル監督
「私たちは今シーズン限りで関係を解消することで合意した。それまではもちろん、コーチングスタッフとともに最大の成功を収めるために全力を尽くすつもりだ」

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