1万4千人成績など流出か、長野 政府、県教委に情報管理指導

 政府の個人情報保護委員会は21日、長野県立の2高校の生徒の氏名や生年月日、住所、成績など計1万4231人分の個人情報が流出した恐れがあり、所管する長野県教育委員会に管理を徹底するよう指導したと発表した。再発防止策の実施状況をまとめた報告書を3月29日までに提出するよう要請した。

 保護委や県教委によると昨年8月と9月、両校の教員それぞれがパソコンのウイルス感染を装った詐欺の被害に遭い、遠隔操作できるソフトを学校の専用端末に無断でインストール。2004年度以降に在籍した生徒の情報や教職員の氏名、生徒指導や進路指導に関する資料などが外部からアクセス可能になった。

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