「ボックス手前で緩さがあった」終了直前、ポルトFWにゴラッソを許す…ライスの後悔「勝てないなら負けるわけにはいかなかった」

デクラン・ライスが詰めの甘さを悔いた。

現地時間2月21日に開催されたチャンピオンズリーグのラウンド16第1戦で、冨安健洋(この試合はベンチ外)が所属するアーセナルは、ポルトと敵地で対戦。CKなどからゴールを脅かすも得点を奪えずにいると、90+3分にガレーノの芸術的なミドルシュートで被弾し、0-1で敗れた。

終了間際の失点時、ライスは相手FWガレーノと対峙し、シュートブロックを試みたが、距離を詰め切れず。ボールは自身の横、守護神ダビド・ラジャが必死に伸ばした手の先を抜け、ゴール左隅に吸い込まれた。

英公共放送『BBC』によれば、イングランド代表MFは試合後にまず「0-0で、時計を見たら93分経過していた。勝てないのなら負けるわけにはいかなかった。タフなスタジアムで、タフな相手と引き分けるために、もう少し知恵を絞れたかもしれない」と発言。そのうえで、痛恨の失点をこう振り返った。

【動画】ポルトFWのゴラッソは防げた?終了間際の衝撃シーン
「ボックス手前で緩さがあった。カウンターから、シュートをゴール隅に突き刺されてしまった。本当に残念だけど、僕らはグループとして非常にポジティブだし、2024年に向けて良いスタートを切っているから、この件で落ち込むつもりはない。この試合に対処していく。

(第2戦では)気の引き締めが大切。ホームでの戦い方を知っているし、ファンがいてエネルギーもあるので、立ち上がりから前がかりになるチームが見られると思う」

最後に「終盤に失点してしまったのは本当に痛いが、やるべきことは分かっている。頭を下げるつもりはない」と力を込めたライス。3月12日、ホームでの逆転に意欲十分だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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