枠内シュート0本で先勝許す…アルテタ監督は攻撃面の課題を指摘「脅威が欠けていた」

アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督がポルト戦を振り返った。21日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・ファーストレグが現地時間21日に行われ、アーセナルは敵地『エスタディオ・ド・ドラゴン』にてポルトと対戦した。ホームチームの統率された守備に手を焼いたアーセナルは前後半を通じて大きなチャンスを作ることができず。迎えた後半アディショナルタイム、ガレーノにボックス手前から鮮やかなミドルシュートを叩き込まれ、0-1で先勝を許した。

2024年に入ってからはプレミアリーグで5連勝を記録し、その間21ゴールを奪うなど攻撃面で強さを発揮していたアーセナル。しかし、この試合ではボール保持率こそ65パーセントを記録したものの、放った枠内シュートは「0本」という結果に終わった。アルテタ監督は公式戦6試合ぶりの黒星に「最後の最後で試合を捨ててしまったこと、そしてあの状況を管理できなかったことは非常に残念だ」と悔しさを滲ませつつ、次のように内容を振り返った。

「我々は試合を支配していたが、とりわけ前半に関しては脅威が欠けていたと思う。より攻撃的になり、ラインを崩し、前線でプレーし、相手のバックラインにさらなる脅威を与えることができなかった。後半はずっと良くなったが、多くの状況を作り出したが、そこから何かを生み出すことができなかった。もちろん彼ら(ポルト)の功績ではあるが、特定の状況下においてアクションを完了できなかったり、クロスやセットプレーで適切なボールを入れられなかったのも事実だ」

久々のCL参戦となっているアーセナルだが、“常連組”だった2010-11シーズンから2016-17シーズンにかけては7年連続でラウンド16敗退。今回も“鬼門”とするステージで先勝を許す形となった。アルテタ監督は「明白なことだが今はまだハーフタイムだ。準々決勝に進みたければ相手を倒さなくてはならないし、それが我々の目的であり、サポーターを含めた全員で達成すべきことだ」とした上で、「守備ブロックを敷くチームとの対戦には慣れている。我々は学び、リターンゲームではさらに良くなるだろう」とセカンドレグへの意欲を語った。

アーセナルの本拠地『エミレーツ・スタジアム』で行われるセカンドレグは日本時間の3月13日午前5時キックオフ予定だ。

【動画】後半ATに痛恨の被弾…アーセナルがポルトに先勝許す

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