「夜店公園通り、どう活用?」 公民連携でワークショップ 参加者らが多彩なアイデアを提案 佐世保

夜店公園通りを歩きながら課題や改善策を話し合う参加者=佐世保市内

 長崎県佐世保市中心部の夜店公園通りや周辺道路空間の活用方法を、公民連携で考えるワークショップが16~18日、同市内であり、一般市民や関係者らがそれぞれの目線で多彩なアイデアを提案した。
 国土交通省の「まちなかウォーカブル推進事業」を活用して、市が本年度から5年計画で取り組む「佐世保中央地区まちなかウォーカブル推進事業」の一環。居心地がよく歩きたくなる空間づくりを公民連携で行う事業で、昨年11月には市街地活性化に取り組む一般社団法人「させぼラボ」と市が共催で「SASEBO夜直しパーティ2023」を開いた。夜店公園通りから始め、四ケ町・三ケ町アーケードなどに順次、着手する。
 16日は約20人が参加。市職員から市中心部の課題などを聞いた後、グループに分かれ夜店公園通りなどを歩いて観察。歩いて感じた印象や課題、改善策をまとめ、「渋谷、原宿のような路地っぽさがある」「夜の先入観が強まる公園名なので公募して改称しては」「時間帯通行止めをしてのイベント開催」など発表した。
 県立佐世保南高2年の福﨑凜さん(17)は「自然が少なく公園っぽさはあまりないが、坂部分を利用してスケボー場にするなど活用のポテンシャルはあると思う。夜だけでなく、昼もたくさんの人でにぎわう場所にしたい」と話した。
 17、18日はアイデアをブラッシュアップさせ、開催できそうなイベントなどを検討、提案した。市はアイデアを踏まえ、実現可能なものを来年度以降の事業として公民連携で実施していく。

© 株式会社長崎新聞社