五輪=東京大会出場選手に薬物提供、米被告に禁錮3カ月の判決

[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米連邦検察当局によると、2020年東京五輪の出場選手に違法薬物を提供した罪を認めたエリック・リラ被告に21日、禁錮3カ月の判決が言い渡された。

リラ被告は22年1月、東京五輪に出場した選手に身体的な強化を促す違法薬物を提供した疑いで逮捕された。ドーピング違反に刑事罰を科すため20年に制定された「ロトチェンコフ反ドーピング法」による初の立件となった。

検察によると、リラ被告は「運動学者」や「自然療法医」を装い、東京五輪出場選手らにヒト成長ホルモンなどの禁止薬物を配布したという。

同被告には罰金1万6410ドル(約247万円)も科され、1年間の監視付き保釈も認められた。

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