大石田町内のそば店でつくる大石田そば街道振興会(芳賀清会長)のメンバーが21日、同町の指定障害者支援施設「水明苑」を訪れ、そば打ちを通じて利用者と交流を深めた。
利用者は町固有の「来迎寺在来」を使い、こね方や切り方を教わった。麺棒で延ばす際には「トントンとリズムよく」などと助言を受け、うまく切りそろえたそばを掲げると、見守った他の利用者から拍手が起こった。昼食で打ちたてを味わい、店主らにはお礼として施設の工房で作った手芸品やパンを贈った。
新型コロナウイルス禍で4年ぶりの開催で18回目。芳賀会長は「みんなのうれしそうな顔を見ることができて、うれしい」。そば打ちは2回目という宇田川昌美さん(81)=東京出身=は「うまくそばを切ることができた」とうれしそうに笑った。