野村のディーリングルームで拍手、日経平均がバブル期の終値最高値上回る

Anton Bridge

[東京 22日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均が終値ベースの最高値を一時上回った22日午前、東京・千代田区にある野村証券のディーリングルームは拍手に包まれた。日経平均は取引時間中の午前10時過ぎに3万8924円まで上昇し、1989年12月29日に付けた終値ベースの最高値を34年ぶりに超えた。

野村のディーリングルームではトレーダーらが立ち上がり、歓声も上がった。日経平均がすぐに上げ幅を縮めると、席に着いて再びモニターに向き合った。

この日は米半導体大手エヌビディアの好決算を受け、日経平均は寄り付きから大きく上昇。終値最高値まであと70銭ほどまで迫りながら届かなった場面でも、野村のディーリングルームではトレーダーらの大きな声が聞かれた。

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