【ラグビー】東芝、2/24にキヤノン戦 | フリゼル「日本で一番のチームに」

前節のトヨタヴェルヴリッツ戦より=2024年1月27日、豊田スタジアム(提供:リーグワン)

ラグビー・リーグワン1部の東芝ブレイブルーパス東京は今シーズン、開幕から無傷の6連勝中と好調をキープし、勝ち点27で2位につけている。第7節は2024年2月24日、東京・秩父宮ラグビー場で、暫定5位からの上位進出を目指す横浜キヤノンイーグルス(4勝2敗、勝ち点18)をホストゲームで迎え撃つ。昨季4強と南半球スーパーラグビーのチームによる交流試合「クロスボーダーマッチ」の期間をはさんだため、約1カ月ぶりのリーグ再開となる。(Pen&Sports編集長・原田亜紀夫

クロスボーダーマッチ経験したキヤノン

昨シーズン3位のキヤノンは2月10日、クロスボーダーマッチでニュージーランドのブルーズと対戦した。22-57で敗れたものの、4トライ22得点を挙げ、今季から取り組んでいる新たなディフェンスシステムを試すなど、経験値を上げた。キヤノンの沢木監督は「(クロスボーダーマッチは)リスクもあるし、勝点もつきません。でもやるからには真剣勝負をしたい。そこで得られるものはある。幸い、大きいケガ人も出ませんでした。こういう機会の価値を選手も理解しています。良い経験になりました」と試合後の記者会見で語った。

一方、クロスボーダーに出場していない昨季5位の東芝は2月10日、地元・府中でリコーブラックラムズ東京と練習試合を実施した。後半4連続トライを許すなど36-43で敗れたが、アーリーエントリー選手に実戦経験を積ませるなど、チームの底上げを図って調整した。この1カ月間、対照的な過ごし方をした両チームが第7節でどんな試合を繰り広げるか注目したい。

2月11日が30歳の誕生日だった東芝のシャノン・フリゼルはチームの公式Xで「今のブレイブルーパスはベテラン選手から大学を卒業したばかりの若手がいて、全員がどうすればより良くなれるのか互いに学び合っている。互いに高め合い、できれば日本で1番のチームにしたい」と語った。誕生日の節目に優勝宣言が飛び出した。

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