石井館長がK-1全盛期のファイトマネー最高額明かす「1億円」「若乃花に2億提示で断られた」

K-1創設者で、アドバイザーとして復帰した正道会館の石井和義館長(70)が21日、都内での取材会で、K-1全盛期のファイトマネー最高額を問われ「1億円ぐらいじゃないかな」と、驚きの金額を明かした。

海外へのK-1再進出プランを熱く語った石井氏は「そのレベルの選手も、今後出てくるでしょうね。(1試合)1000万円はザラにいる。年間3試合で3000万円でしょ。税金半分取られるから、手取りで1400万円くらいしかならない。月にしたら120万円くらいだから、年間3000万円でも大したことない」と述べた。

石井氏は「野球選手やサッカー選手みたいに、選手たちのものを上げていかないと、選手たちがかわいそう。お金がくるようなものに、この格闘技界をしなくちゃいけない」と訴えた。

「若乃花には2億提示したんですけど、断られました」と裏事情もばらした。最高額のファイトマネーを得た選手を問われた石井氏は「それはちょっと…」と言葉を濁し、日本人か外国人選手かは明言を避けたが「日本人は、魔裟斗君が最高じゃないですかね」と、過去最高の日本人のトップ選手を示した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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