再送プーチン氏は「狂った野郎」、バイデン氏が資金集めイベントで

(本文第4段落の余分な語句を削除しました)

Trevor Hunnicutt Nandita Bose

[サンフランシスコ 21日 ロイター] - バイデン米大統領が21日にサンフランシスコで開いた選挙資金集めのイベントで、ロシアのプーチン大統領を「狂った野郎(crazy SOB)」と呼ぶ一幕があった。

バイデン氏は寄付者らを前に「プーチンのような狂った野郎がいて、核戦争の懸念は常にあるが、人類にとって最後の存亡の危機は気候(変動)だ」と語った。

バイデン氏は以前にも、同様の言葉で他人を罵ったことがある。

同氏は資金集めのイベントで、原稿にはない発言をする傾向があり、特にプーチン氏への口撃は急激に激しさを増している。

バイデン氏は先週、ロシア反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏が収監先の刑務所で死亡したことを受け、「プーチンとその悪党が関与したに違いない」と非難した。ロシア政府はナワリヌイ氏の死への関与を否定している。

一方、バイデン氏の有力な対抗馬と予想される共和党のトランプ前大統領はホワイトハウス在任中からプーチン氏を称賛してきた。だが最近、自身をナワリヌイ氏になぞらえ、政治的動機による訴追に直面している点が共通しているとほのめかした。

バイデン氏は21日、トランプ氏が自身をナワリヌイ氏になぞらえたことについて「どうしてそんなことが言えるのかわからない」と述べた。

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