【大口町】地元の名店「ひつまぶし 備長」 地焼きの音色を楽しむ 乃木坂46・佐藤楓の音集め旅

大口町で愛されるひつまぶし

ふと耳を傾けると、そこにはその町でしか聞くことのできない音色がある。愛知県出身、乃木坂46の佐藤楓が「オンリー1の音色」をキーワードに音集めの旅に出かけます。

乃木坂46・佐藤楓

今回訪れたのは愛知県の北西部に位置する自然豊かな大口町。日本のさくら名所100選にも選ばれた五条川の桜並木はライトアップも行われ、県内屈指のお花見スポットとしても知られています。

地元で愛される「ひつまぶし」の音色

ひつまぶし 備長

大口町に本店を構える「ひつまぶし 備長」は全国に12店舗を展開するひつまぶしの名店。支店よりお値打ちにひつまぶしが楽しめることもあり、地元の人に愛されています。

ウナギを香ばしく焼き上げる

「ひつまぶし 備長」は蒸さずに焼き上げる「地焼き」が特徴。厳選して仕入れたウナギに1匹ずつ丁寧に串を刺し、炭火の遠火でじっくりと焼き上げます。

香ばしく焼き上がる頃合いを見計らい、大きなかめに入った愛知県産のたまり醤油とみりんのタレにドボンとつけて二度焼き。焼き上がったウナギを細かく刻み、おひつのご飯にのせればひつまぶしの出来上がりです。

出汁で食べるひつまぶしならではのおいしさが、口いっぱいに広がります。

1日に100個売れる看板商品「クロワッサン」の音色

クロワッサン

2018年11月にオープンした人気のベーカリー「matsuokapan」。大口町のお米をエサに育った鶏の卵を使い、素材にこだわったパン作りをしています。店主の松岡一貴さんは東京の人気ベーカリーで修行したあと、地元・大口町でmatsuokapanをオープンしました。

matsuokapanの一番人気はクロワッサン。生地はフランス産の高級小麦粉を使い、3時間以上じっくりと発酵させます。北海道産の無塩バターを包んで生地を伸ばし、こんがりと焼き上げたら完成です。層を少なめに仕上げるのは、ザクザクとした食感を生み出すため。パリパリとおいしい音を響かせるクロワッサンは、1日に100個売れる看板商品です。

熟練職人の技術が織りなす「革靴作り」の音色

マドラス

日本が誇る革靴メーカー「マドラス」の工場がある大口町。国内はもとより、世界からも愛される洗練した靴が作られています。

マドラスの工場では、熟練した職人技と最先端の機械のコラボレーションによる靴作りが行われています。最新のマシンで皮を切り出すと、昔ながらのミシンで1つずつ縫製。1足の靴を作るのに最低4人の職人が役割を担います。

それぞれのパーツを組み合わせた後で行われる最も重要な縫い付け作業は、今でも熟練の職人が担当しています。塗料を三度塗りして、深みのある色を出して仕上げたら完成です。

大口町の人たちの晴れの日を祝う「穴子寿司」の音色

穴子寿司

「すし処 初音」は大口町の人たちが、晴れの日や人生の節目を祝ってきた創業49年を数える寿司店。2代目夫婦が味を受け継いできた「穴子寿司」は、口に入れるとふわっととろける極上の食感がたまらない店の名物です。

一本ずつ捌く

「穴子寿司」の仕込みは、1日5kg以上仕入れるという市場で目利きした最高の状態の穴子を、2代目大将の渡辺美佐男さんが1本ずつ捌くところからスタート。皮目のぬめりをタワシで丁寧に落としてから、大きな鍋でじっくりと炊いていきます。ふわふわの食感に仕上げるため、煮込み時間は秒単位で調整します。

炊き上がった穴子を握るのは、30年近く握り担当として味を守り続けてきた女将の知子さんです。絶品の穴子寿司には、夫婦のおもてなしの心がこもっています。

体型に合わせてサイズや角度をミリ単位で調節「自転車フレーム」の音色

自転車フレーム

住宅街の一角で機械や工作の音を響かせているのは「shin・服部製作所」。日本でも珍しい自転車のフレームを専門に作っている会社です。

店主の服部晋也さんはアメリカで修行したのち、12年前に地元・大口町で「shin・服部製作所」を開業しました。工作機械を操作してパイプを切断すると、1本ずつ手作業で溶接して組み合わせていきます。客の体型に合わせてサイズや角度をミリ単位で調節。1つのフレームを制作するのに3日以上もかかるそうです。

このオーダーメードの自転車フレームは、大口町のふるさと納税返礼品にも選ばれています。

(2024年2月5日~9日放送 テレビ愛知「乃木坂46 佐藤楓 音色遺産」より)

© テレビ愛知株式会社