シンガー・ソングライター“十明”、EP『僕だけの愛』配信リリース インスタライヴ&オフィシャル・インタビューも

Spotifyが2024年に躍進を期待する次世代アーティスト「RADAR: Early Noise 2024」注目の国内新進アーティストとして選出され、その活躍に期待が高まるシンガー・ソングライター“十明”(とあか)が、2月23日(金・祝)に5曲入りの1stデジタルEP『僕だけの愛』をリリースします。

また、配信直前の2月22日(木)22:00より十明の公式Instagramアカウントでインスタライヴを行うことが決定。さらにリリースに先がけて、初のオフィシャル・インタビューも公開。十明として活動し作品を作りだすことへの想い、EPに収録された楽曲について語っています。オフィシャル・インタビュー全文はユニバーサルミュージックのアーティストサイトにて公開されています。

2022年11月公開の映画『すずめの戸締まり』で主題歌のヴォーカリストとして新海誠監督とRADWIMPSに大抜擢され、2023年7月に野田洋次郎(RADWIMPS)プロデュースにより自身作詞作曲のオリジナル曲「灰かぶり」でシンガー・ソングライターとしてデビューを飾った十明。1stデジタルEP『僕だけの愛』には、昨年リリースした既発3曲(「灰かぶり」、「Discord-disco」、「僕だけが愛」)に「メイデン」「蛹」の2曲の新曲を収録。劣等感、焦燥感、嫉妬心…渦巻く感情。不器用で、危うさを纏いつつもどこかいじらしい人間味溢れるその姿を、主観と客観を行き来しながら、シニカルな視点で切り取りポップスへと昇華する、十明のソングライターとしての第一声となる5曲が収録されています。なお、今作もトータルプロデュースをRADWIMPSの野田洋次郎が務めています。

[十明 - オフィシャルインタビュー text by 金子厚武(一部抜粋)]
映画『すずめの戸締まり』の主題歌であるRADWIMPS「すずめ feat.十明」の歌唱で一躍注目を集めた現役女子大生のシンガーソングライター・十明のファーストEP『僕だけの愛』は、架空の物語と現実の社会を織り交ぜながら等身大の自分を楽曲に落とし込み、表現者としての開花のときを迎えるまでを描いたドキュメントのような作品だ。
かつて自室のクローゼットで撮影した弾き語りのカバー動画をTikTokに投稿し、ボカロや邦ロックに加え、松田聖子をはじめとした昭和歌謡から、ビリー・アイリッシュのような同時代の洋楽までを並列に吸収してきた現代的な「歌い手」であると同時に、世代の「声」を体現するアイコンになりうることを確かに感じさせる、記名性の強い楽曲が並んでいる。

十明: 今回のEPは自分の中にある虚栄心、劣等感、焦りとかがベースになっていて、本来なら見せたくないような部分をさらけ出す作品になったと思っていて。
そういう感情の存在そのものは肯定しつつ、それを「これはいいものだ」と主張するのではなくて、ときには嘲笑ったり、主観と客観の両方の目線を持って、自分の醜さを描くということを大切にした5曲かなと思います。
私は自分のことを凡庸な人間だと思ってるんですけど、でもそこで思考停止せずに、凡庸さゆえに多くの人が抱えてしまってるごちゃごちゃした気持ちを少しでも形にして届けたい。
優しい言葉をかけて寄り添うんじゃなくて、自分の醜い感情を表現することで、「同じ気持ちの人がいるよ」っていう、そういう寄り添い方をしたいです。

© 株式会社シーディージャーナル