「ゴール前の質が本当に物足りない」また痛恨の決定機逸…ACL8強もマリノスFW宮市亮は謝罪。レジェンドは発破「極めてほしい」

ハリー・キューウェル新監督が率いる横浜F・マリノスは2月21日、アジア・チャンピオンズリーグのラウンド16第2戦で、バンコク・ユナイテッドとホームで対戦。第1戦は2-2で引き分けたなか、スコアレスで延長戦に突入して迎えた120+2分にアンデルソン・ロペスがPKで決勝点を奪い、クラブ史上初の8強入りを果たした。

チームが歓喜に沸く一方、個人的に非常に悔いの残る結果となったのが、宮市亮だ。

31歳の快足アタッカーは60分から出場すると、90+10分に決定機が到来。ヤン・マテウスからのクロスにゴール至近距離で反応し、ヘディングシュートを放ったが、GKの正面に飛ばしてしまったのだ。宮市は同じく途中出場した第1戦で三度ビッグチャンスを逃しており、2戦続けて不発に終わった。

【動画】ゴール至近距離でヘッドも決めきれず!悔しさを露わにした宮市は思わず…
ラウンド16突破後にインタビューに応じた宮市はまず、「本当に難しいゲームでしたけど、本当に勝てて良かったです」と口に。そのうえで、次のような反省の言葉を述べた。

「絶対に試合を変えてやろうと強い気持ちで臨みましたが、本当にサポーターの方には申し訳ないです。ここ2戦、ゴール前のクオリティが本当に物足りないものはあるんですけれども...すごくプレッシャーのかかる場面でロペスが最後に決めてくれたので、次のステージに進むことができて本当に良かったです。

チャンスを与えられたからには、それを示さないといけない。ベスト16の壁を突破しましたけれども、まだまだこの先に厳しい戦いが待っているので、しっかり気を引き締めて頑張っていきたいと思います」

中継で解説を務めたレジェンドOBの水沼貴史氏は、「良いところにいるのは確かなので、そこは自分の感性として持っていて欲しい。あと、最終的にはやっぱりクオリティなので。シュートの場面もそうですし、やっぱりクオリティ、クロス。そういうところも極めてほしい」と発破をかけた。

J1開幕戦は2月25日。国立競技場での東京ヴェルディ戦だ。背番号23は鬱憤を何倍にもして晴らす、痛快な活躍を見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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